Sachie Music Lab. ~Healing Piano Salon~

大阪市西区阿波座駅・靭公園近くにある音楽研究室。ピアノ・弾き語り・リトミック・セッション・保育士実技試験(音楽)対策コースなど、どれもオーダーメイドを心がけています♪音楽好きな方・音楽に癒しを求めている皆様と音楽とのご縁を結ぶお手伝いをできることが心からの喜びです。

私の音楽史:その2~幼稚園編

 私の家は転勤族でしたので、私は生まれて3か月で鹿児島から、福岡へ引っ越し、幼稚園卒園までを福岡で過ごしました。

 

 さて、幼稚園入園した時に、何か習いごとをしてみるか?と母から問いかけが。

私は「ピアノを習いたい」といった記憶がおぼろげながらあります。

 

それで、幼稚園が終わった後、週に1回のペースでヤマハ音楽教室のグループレッスンへ通うことになりました。

 

 お家で練習する楽器は、母のオルガン。

 

ヤマハ音楽教室では、幼稚園の間は親子で参加するようになっていました。

私は割とぼーっとしていた子だったかなと思います。

 

例えば、先生が、「ゾクシチ」という言葉をよく使っていましてね。

 

先生からその「ゾクシチ」という言葉が言われるたびに当時の私は、その言葉の音から勝手にイメージを膨らませて、

 

・・・「賊七」という名前の山賊がおり、その山賊が夜の山奥で焚火の日を見つめている。すると、そこに・・・

 

みたいな感じで、すっかり頭の中で「ゾクシチ」のストーリーが上映されていき、それに夢中になっているという、そんな感じの夢想している子どもでした。

 

完全に音楽関係ないですよね(笑)

 

あと、反射神経で答えることはとても苦手だったことをよく覚えています。

 

先生が、ある和音を弾いて(子どもたちは後ろを向いている)、これは何の音でしょう?と聞かれるのですが、周りの子ども達がすさまじい早さで一斉に手をあげてワアワア大声を出すんですよね。それで、すっかりビックリしてしまって、固まっていたら、次の質問が始まるという。

 それでか、先生には、もっと聴音ができるようになりましょう。と書かれていました。

 

 

そして、お家での練習なのですが、ある時から、例えば、見たいアニメがあるというのに、母から無理やり練習させられる。

 

「これが弾けるようになるまで、アニメは見れないよ」(脅しじゃん!)

 

 母が横について弾けるようになるまで無理やり練習させられる、これは本当嫌でしたね。

 オルガン弾いているときに、母親が隣にくるとろくでもないことが起こるという思い出。

 

 ということで、私の教室では、

「お母さんが横にぴっちりついて、弾けるようになるまで無理やり練習させることは、やめましょう?こどもさんをピアノ嫌いにしたいなら別ですが??」

というスタイルです。

 

 子どもさんや大人のあなたが、ピアノを習いたくなった時が教室に通うその時なのではと私は考えています。

 子どもに無理やり練習させている時間を、お母様ご自身がピアノに触れたり練習したりする時間にしませんか?もしかしたら、子どもさんがピアノを弾くことに興味をもつかもしれませんよ?

 

 さて、幼稚園の2年間のグループレッスンでは音楽を楽しむ時間も多く、総じて楽しかった思い出です。

 

 そしてこの頃、幼稚園の先生が弾いてくれる歌の曲を、今でいうと、耳コピして遊んでいたことを思い出します。

 

こうして月日はながれ、卒園した頃、私が練習する楽器が届きました。

 

 ・・・私は、親から聞かれるたびに「ピアノで練習したい」と言っていたはずです。

 

でも、届いた楽器は・・・・電子オルガン(エレクトーン)!!

 

転勤族を理由に、ピアノは重いからダメ!だったのだそう。

 

「ほーら、これでもピアノの音はするし、他の音もたくさん出るんだよ~!」

 

絶望していた私の耳に、父(電化製品大好き人間)からこのような言葉が。

 

(ピアノの音と全然違うし・・、電気の音じゃん・・)

 

こうして、卒園と同時に次の赴任地奄美大島へと引っ越したのでした。