こうして、中学2年生の4月から元々、母が紹介してくれていた近くのピアノ教室に通うこととなりました。
はじめ体験レッスンに行って弾ける曲を幾つか弾いてみて、やはり独学の癖がみられると言われたことを覚えています。
何せ遅いスタートですし、やっとやっとこどもの頃から習いたかったピアノが習えるー!!と嬉しくて、思いっきり練習したことを覚えています。なので、曲もどんどん進みました。
はじめに取り組んだのは、ピアノのテクニック、バイエル(後半から)、ブルグミュラー25の練習曲、たまに好きな曲を持っていくという感じでした。
しばらく経った頃、発表会があり本番一発勝負の生徒みんなでアンサンブルをして、久しぶりに電子オルガンで「どんな時も」をみんなとプレイした楽しい思い出もあります。
この先生が、私にピアノを弾く基礎を教えてくれた先生でした。
この先生の元で習い続けたかったのですが、先生のご主人が福岡に転勤になったということで、1年でお別れすることに。
先生から、「あなたは、才能がある。もしめざすなら、私の卒業した地元の音短に進むことも考えてみたらどうかな?もしよければ、首席で卒業した私の同期の先生を紹介しますよ。」とまで言ってくださり、本当に感謝でした。
もし、この先生の紹介してくれた先生のところに行っていたら、私の経歴はもしかしたら変わっていたのかもしれません。
このことを母に相談したところ、母が、
「遠いから通うのが大変そうだし、お月謝が高くなりそうだし、そうだ!私が探してくるから!」
と言って、母と同じ宗教をやっているクリスチャンの女性をピアノの先生として連れてきたのでした。