数ヶ月ほど前に、ネットで耳にしたお話です。
『好きな曲をピアノで弾いてみたくなって、思い切って近所のピアノ教室に行ったら断られた。他のピアノ教室にも問い合わせたが、断られて・・・』
それ、本当なの!!!?ネタだよね!!!!?
って、思ったのですが、この話をしていたのが同業者の先生だったので、ネタだと考えることもできず・・・。
話を聞いていくと、どうやら、この相談者(ピアノ教室複数断られた方)は、いわゆる流行歌をピアノで弾いてみたかったそうで。
結局、このお話をしていた同業者の先生のところで習えるようになったようで、良かった良かったなお話なのですが、私もいわゆる教室主宰しているはしくれ者としてこの事件(?)を考察してみようと思うのです。
まずはじめに考えてみたこと。
この世に存在している音楽作品をものすごーくザックリ2つに分けると、
ピアノのために作られた作品
ピアノのために作ったのではない作品
となります。
で、このピアノを習いたい相談者の方は、
「ピアノのために作られた作品」を専門に教える先生のところに、習いに行こうとしたのではないかと考えられるのです。
となると、「ピアノのために作られた作品」を専門に教える先生にとっては、「ピアノのために作ったのではない作品」をピアノで教えることはできないと断ったのではないかと、思いました。
私としては、ある意味問い合わせ段階で断られた先生方は、「誠実な先生」のようにも感じられます。だって、自分が教えることができない分野があることをはっきり自覚していて、断られているのですから。
生徒側にとって一番困るのは、問い合わせの段階では、「なんでもお好きな曲を弾けますよ〜」と言われたので習い始めたら、実際には自分の習いたい曲は一つも習えないケースではないかと思うのです。
ここでひとつ、例え話をしてみましょう。
仮にあなたが、どうしても寿司が食べたくなって外食へと出かけたとします。
それで、家からめっちゃ近いフランス料理専門店へ行って、
「あのぅ、寿司1人前お願いします。」
と、オーダーしたところ、
その店のオーナーに、
「寿司・・・ですか・・・。大変申し訳ありませんが、当店では、寿司を提供することはできかねます。」
と、断られました。
みたいな、感じでしょうか。
断られる→ミスマッチを防ぐには、
あらかじめ習いたいと候補に上げている教室の先生についてのリサーチが大事かなと思います。
飲食店でも、色んな種類の飲食店があるように、いわゆる「ピアノの先生」にも、色々な方がいらっしゃるのですから。
どうか、ピアノを習いたいあなたにぴったりの先生とマッチングできますように!
それでは最後に、私のYoutubeチャンネルの中にある「ピアノ曲全集」の曲を、
この考察の中に出てきた、
ピアノのために作られた作品
ピアノのために作ったのではない作品
に分けてみることを試みてみました。
(今後、まだまだ増やしていく予定なので、よりはっきりとあなたがピアノでやりたいことが分かりやすくなるかなと思います。)
・ピアノのために作られた作品
youtube.com
・ピアノのために作ったのではない作品
youtube.com
ピアノのために作られた作品だけでも星の数のようにたくさんあるので、私自身も一生かかっても学びきれないことを自覚しています。
そして、ピアノのために作ったのではない作品は、日本だけでも把握できないほどあります。
では、今日はこの辺で。
「手づくりのお弁当を作るように
手づくりのお弁当を」
Sachie Music Lab.~ Healing Piano Salon ~主宰 さっちゃん(sachiel)
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